ブログ / AI

2026.10.04 ChatGPT新機能Dotsのゲーム開発等への活用術

2026年10月4日EITA GO#Dots#ChatGPT#ゲーム開発#Blender

Dotsをゲーム開発で試して感じた、3Dモデリングと仕様の壁打ちへの活用方法。利用枠や、今後のAIプラン選びについても。

郷です。先日のOpenAIのDevDayで、24時間365日動くAI「Dots」がリリースされました。いろいろ試してみたのですが、かなりゲーム開発との相性が良さそうです。

今回は、実際に使ってみて良かったところと、自分の開発でどう活用しているかを書いてみます。

自宅のPCを起動せず、クラウドで作業できる

Dotsの大きな特徴は、自分専用のクラウドPCで、自宅のPCを起動せずに作業を進められることです。

ただ、自分のUnity関連のファイルは、膨大なマップデータなどをすべて合わせると数百GBにもなります。さすがに丸ごとクラウドPCへ収めるのは難しく、Unity自体を入れて動かせるかも、自分ではまだ確認していません。

そこで気づいたのが、3Dモデリングへの活用です。

自分は北海道にある膨大な数の建物から、有名なものを800個ほど抽出して、BlenderのMCPを使った自動モデリングを進めています。この作業なら、クラウドPCに任せられます。

しかも、公式案内ではDotsの提供開始から1か月間、その利用は通常のプランの利用枠に計上されません。無制限が保証されているわけではありませんが、今のうちにAstraを使った3Dモデリングをいろいろ試せるのは、かなり大きいです。

実際、Astraを使った3Dモデルはすごいです。下の画像は、エスコンフィールドをモデルに制作したものです。

AstraとBlenderで制作したエスコンフィールドの3Dモデル。開いた屋根、ガラス張りの外壁、内部のグラウンドを斜め上から見たところ。
AstraとBlenderで制作したエスコンフィールドの3Dモデル。ゲーム向けに制作中のモデルです。

実装だけでなく、仕様を決める場所としても優秀

Dotsは3Dモデリングだけでなく、ゲームの仕様を相談し、意思決定をする場所としてもかなり優秀です。

自分はこれまで、Codexの利用枠をなるべく実装に回すために、調査や仕様の相談はGoogleドライブのプラグインを使いながら、通常のChatGPT側で進めていました。今は、その役割をDotsにも任せられます。少なくとも現在の提供開始時の期間は、Dotsの利用が通常の枠に計上されないのもありがたいところです。

そして、DotsがGPT 6 Astraで動くというのが大きいです。

自分が普段使っているChatGPTでは、GPT 5.6の思考レベルを変えて使ったり、ProプランのGPT 6 Proを使ったりしています。GPT 6 Proは頭がいい一方で、自分の使い方では1回の返答に15分くらいかかることもあり、細かくやり取りしながら意図を伝える用途では待ち時間が気になります。

ここでいう「意思把握」は、難しい話ではありません。自分がAIに「こういうゲームにしてほしい」と伝えて、認識を合わせることです。

AIには、どれだけ具体的に伝えられるか

これは自分がずっと言っていることなのですが、AIをうまく使えるかどうかは、AIにどれだけの情報を与えられるかが大きいと思っています。

どんなに頭のいいAIでも、人間の心を読むことはできません。だから、こちらの意図を聞き出してもらい、具体的な言葉にすることが重要です。

対人間の仕事でも同じだと思いますが、「空気を読んで分かってもらえるだろう」という頼み方には、トラブルが付き物です。ゲーム開発でも、このゲームをどういう仕様にしたいのか、とにかく細かく伝える必要があります。

仕様が大まかにしか決まっていないと、AIは残りの部分を憶測で埋めようとします。その、憶測で埋めたあやふやな仕様が、コンテキストの圧縮やチャットの作り直しによって忘れられてしまうとどうなるか。

そこには、AIにも、依頼した人間にも分からない「謎の機能」が残ります。

これは、AIを用いたゲーム開発で絶対に避けたいことです。だからこそ、仕様を細かく決め、決まった内容を記録しておく作業が大切になります。その壁打ちをAstraで進められるのが、Dotsの良さだと感じています。

自分に合わせてくれる感覚がある

あくまでも体感ですが、Dotsは、自分に合わせてくれる力がかなり高いように感じます。

一度指摘した内容をきちんと記録してもらうと、同じ指摘を繰り返す場面が減ったと感じています。また、過去のチャット履歴などから、自分がどういったものを好むのかを理解してもらいやすいです。

もちろん、一度伝えれば絶対に忘れない、という意味ではありません。それでも、自分の意図を伝えながら仕様を決めたり、さらに細かい部分を詰めたりする相手として、かなり向いていると思います。

AIの契約をどうするか、かなり迷っている

ただし、個人向けにDotsを使うには、現時点ではProプランが必要です。月額100ドルのプランから利用できますが、気軽に追加できる金額ではありません。

自分は今、ChatGPT Proの月額200ドル、円で約3万円のプランを一つだけ契約しています。自分に届いている案内では、現在はPlusプランの20倍使えている利用枠が、今月末には10倍に、つまり半分になる予定です。公式にも、既存のProユーザー向けの従来の利用枠の猶予期間は10月29日までと案内されています。

そのため、その後はClaude Maxへの乗り換えを検討していました。比較している20倍枠のプランは月額200ドルで、日本の消費税10%が加わる場合は220ドルになります。

Opus 5.5がものすごくいいと聞くので、使ってみたい気持ちはあります。でも、思った以上にDotsが良かったので、かなり迷っています。

自分はゲーム開発以外にも頻繁にAIを使います。普段の相談や調査と、Codexでの実装を使い分けながら、さらにDotsも活用できるChatGPTの方が、自分には向いているのかなと思ったりします。とはいえ、Dotsの開始時の特別な扱いが終わった後の利用条件も、判断するときには確認したいところです。

こんな感じで、これからもちょっとずつ、不定期でブログを更新していきます。見てくれてありがとうございます。

利用条件について
この記事は2026年10月4日時点の、自分の利用体験と案内に基づいています。料金・利用枠・利用できるモデルは変更されることがあります。契約時は最新の公式情報を確認してください。

記事一覧に戻る